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待ちに待ったEnrico pieranunziの新作が発表された
新作といっても録音は2004年に吹き込まれた物で
リアルタイムな音源ではないんだけど
アルバムの持つパワーに圧倒されている
イタリアの重鎮ピアニストEnrico pieranunziは
数あるヨーロッパのピアニストの中でも
もっとも美しくもっとも危険な演奏で
その覇気溢れる演奏は他を寄せ付けない程に力強く
まさにイタリアのドンと言った印象なのだが
彼の演奏を形容するのに
よく、Bill evansの最右翼などと言われる事もあるみたいだが
Peranunziの演奏はEvansの演奏を完全に昇華していて
もう、すでにEvansとはどうやっても結びつかない程に
深淵のようなリリシズムと鬼気迫る迫力ある演奏を聴かせてくれる。
彼は2つのトリオを平行していて
Hein van de geyn(b)と
Andre dede ceccarelli(dr)からなるヨーロピアントリオと
Bill evans最晩年のトリオでも有名なMarc johnson(b)と
Dave douglas,Stargazer(前記有り)での演奏が印象強い
Joey baron(dr)からなる米国トリオ。
今回は米国トリオによる吹き込みなのだが
その、力強く鬼気迫る危険なPieranunziは健在で
前よりもさらに迫力あるパワフルな演奏で大満足な内容である。
重く不安を掻き立てる様な危険味溢れるワルツナンバーの
2曲目No-nonsense。
このアルバム中もっともPieranunziらしくイタリアの風土を漂わせた
4曲目のCastle of solitude。
テーマが大変カッコいい高速4ビートの7曲目のPseudoscope。
アルバムタイトルでもある8曲目のDream dance。
Marc johnsonのベースが前のめりでスインギーな9曲目のFive plus five。
この他の演奏も大変素晴らしく
このアルバムは僕が多く所有しているPieranunziのアルバムの中でも
軽く3本の指に入る名盤。
このトリオは一体感、緊張感、躍動感、どれをとっても高次元で
現代ピアノトリオの中でも3本の指に入るといっても大袈裟ではない程。
またまたPieranunziの魅力にドップリ浸かりそうだ。
★★★★★
Enrico pieranunzi trio/Dream dance
Enrico pieranunzi(p)
Marc johnson(b)
Joey baron(dr)
これは、レギュラートリオではないが
かなり飛ばしまくってるPieranunziが聴けるパリでのライヴ。
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Dave douglasでもう一枚紹介するとなると
おもいつくのはKeystone名義でのMoonshineである
このKeystoneというのはDave douglasによる
ハイエンドなエレクトリックサウンドが売りの1つで
電子的な響きとアコースティック特有の有機的な響きが
Keystoneを媒体として上手く調和をみせている。
これまでにKeystone名義でのアルバムは2枚リリースされていて
今回紹介するMoonshineはそれの2枚目にあたる作品だ
(1枚目は現在注文中!)
たしか2007年の終わり頃に突如発売されて迷わず購入。
家に帰ってCDのトレイに載せてみると
その、先進的なサウンドに大変興奮したものだ
このハイエンドなエレクトリックサウンドを効果的に演出しているのは
どうやってだしているのか解らないほどに電子処理の施された
Adam benjaminによるFender rhodesと
DJ OliveによるTurntablesとLaptopであろう
随所に打ち込みと効果音的に現れるDJ Oliveの演奏が
生のドラムと絡み合い、その上で行われるハイテンションな
インプロヴィゼーションは自然と体が揺れてしまうと言うもの
まさに 現代のニューヨークが生んだ先進的な明日のジャズといえよう
いや〜 Dave douglasスゲー!
★★★★☆
なんか、動画もあったのでついでに紹介
この映像は なにかのサイレントムービーらしく
Dave douglasはこのサイレントムービーがきっかけとなって
本作を作ったらしいが
どういう意図があったのかは凡人の僕には解らない。
Dave douglas&Keystone/Moonshine(2007)
Dave douglas(p)
Marcus strickland(ts)
Adam benjamin(rhodes p)
Brad jones(ampeg baby bass)
Gene lake(dr)
DJ Olive(turntables.laptop)
前回紹介したPatricia barberのVerseに参加していたDave douglas。
最近聴いていなかったので
久しぶりに引っ張りだして聴いているのが
今日紹介するDave douglasのStargazerというアルバムです。
Dave douglasといえば多彩も多彩
僕が知っているだけで3つのバンドを平行していて
1年間に10枚程のアルバムを世に送り出すほどの多作家
一部未聴だが どれも高水準。ありえないっしょ
そんな中でもStargazerは格別。
フリーフォームな演奏が随所にあるのだが
基本的にはMilesの第2期黄金クインテットのスタイルを
再解釈、再構築したような演奏で
調性内から無調性に行ったり来たり、
自由にリズムを変えたりして大変刺激的なサウンドとなっている
ジャズを聴いてて一番スリリングなのは
やはり、こういった演奏で、フリーに突入するあたりなんかは
なんていうか もう、膝かかえてガクブルである。(アブナい...)
特に、ピアノのUri caineはフリーフォームな演奏が大変うまく
音にキレがあってエモーション溢れる演奏は高揚せずにはいられない
ドラムのJoey baronもここでの演奏は力強いドラミングで
痛快窮まりないダイナミックな演奏を繰り広げている。
改めてDave douglasすげぇ。
★★★★★
Dave douglas/Stargazer
Dave douglas(tp)
Chris speed(ts.clalinet)
Joshua roseman(tb)
Uri caine(p)
James genus(b)
Joey baron(d)
先日disc unionで購入した
Patricia barberのVerseというアルバムを紹介
またまた女性ヴォーカル物なんだけども
このアルバムを購入するきっかけになったのが
トランペットがDave douglasということと
ドラムがJoey baronという事なんだけど
この2人がヴォーカルのバックを務めるなんて
いったいどんな演奏になるんだ?と興味をそそられたが
やはりそこは流石に上手い。
もちろんヴォーカル主体なのだけど時折みせる
Dave douglasのミュートトランペットが
このアルバムに物悲しい雰囲気を効果的にだしていて
Joey baronのドラムも
手数こそ少ないもののドシドシとお腹に響くような力強さを感じる。
あと、ギターのNeal algerと言う方
僕は初めて彼の演奏を聴いたけど
曲毎にエレキギターとアコースティックギターをうまく使い分けていて
エレキ時のエフェクターの使い方も大変効果的だし
アコースティック時のどこかスパニッシュなアプローチも魅力的で
うまく存在感をだしている。
こいつ上手いな。
Patricia barberには
独創的かつ陰鬱な世界観があって
いつも聴きたい訳ではないけれど
どこか影のあるその声は説得力に溢れていて
なにか、こう 考えさせられるものがある
聴いていると不安を掻き立てられる様な
大変奇妙なアルバムである。
★★★☆
Patricia barber/Verse
Patricia barber(vo.p.fender rhodes)
Michael arnopol(b)
Neal alger(gr)
Dave douglas(tp)
Joey baron(dr.track 1~8)
Eric montzka(dr.track 9)
僕はスキャットが大変好きである。
今日紹介するCDもその類いなんだけど
Sara serpaのPraiaというアルバムで、ゲストにGreg osby
彼の最新アルバム9levelsというアルバムにも参加していた事で
彼女の事は知ってはいたんだけど
Greg osbyの9levelsはハッキリ言って駄作
コンテンポラリー色が強く
あまりにもリスナーの事を考えていない
自己満足的な作り方が、どうも鼻につくアルバムで
解る奴だけわかればいい的なスタイルがどうにも好きになれず
もう 売りのCD行きになってるんだけど
1ついい部分を言えば
もっと、聴かせる事を中心に考えれば
とんでもない名盤になる可能性を秘めてるとおもうんだよね
それだけの才能は十分あるとおもうんだけど
Praiaは9levelsの延長線上にあたるアルバムだとわかっていたので
その可能性にかけて購入してみたが、やっぱり駄作。
このアルバムのメインであるスキャットは全然凄みがなく
予想はしていたが
あまりにも歌詞が付いてない楽曲ばかりで
Sara serpaは歌詞で伝えたい事はないのか、と おもうし
歌詞がないから声の響きが単調になってて
ただ、メロディを発しているだけ
テクニックは十分にあるけども
声を楽器にみたてるなら もっとエモーションが欲しい
ついでにこのアルバムも自己満足的な感じがして
少しインテリ気分に、私たちのやってる事は解らない人には解らないのよ
と 言わんばかりな 大変鼻につくスタイルで
どうもリスナーや自分達のやっている音楽に
ある種のネガティブなイメージとエゴが感じられるだよなぁ
もっと頑張ってくれよー
なにかスゴい事できるぐらいのテクニックは十分にあるんだからさぁ
★★
Sara serpa/Praia
Sara serpa(vo)
Andre matos(gr)
Vardan ovsepian(p)
John lockwood(b)
Nick falk(dr)
Greg osby(as.tracks5.7.8)
最近どんよりとした日々が続いていたが
今日はひさびさに晴れた
やっぱ晴れると朝起きた時のテンションからしてちがうね
なんか こう 今日はあれしてこれして
なんつって夢を思い描いたりしてね
最近はヴォーカル物にはまっていてよく買っているんだけど
今日紹介するアルバムもその類のもの
ノルウェー人Roger johansenのWorld of emily
このRoger johansenと言う人はドラムなんだけど
彼によるオリジナルのみで構成されたアルバムで
作曲センスに長けていて聴けば聴くほどに
味のでてくるよいアルバムだとおもう
ヴォーカルはMarit sandvikと言う女性の方で
少し掠れた伸びのある声はまさにジャズヴォーカルと言った感じで
僕の印象ではちょっとカッコ良すぎるかな
褒め言葉のようだけど オシャレというか
胸に届かないんだよな
それでもテクニックは申し分ないけど
このアルバムの注目すべき点はピアノが
なんと、あのHelge lienって所だろう
僕はサイドマンとして参加しているHelge lienを初めて聴いたが
ここでは個性を最小限に押さえて
あくまでヴォーカルを尊重したスタイルの演奏をしている
それでも彼特有のタッチとタイム感でHelge lienだって思わせる所がすごいな
バッキングの時はこうやって弾くんだなぁ とか
いつもとはひと味違ったHelge lienを聴く楽しみもあります
なによりアルバムとしての完成度が高い
曲1つ1つの個性はあまり感じられないが
全編通して聴くと統一性があって
アルバム単位での個性は十分にもっている
最近は以前紹介したGuillaume de chassyのSongs from the last century
と共に愛聴盤です。
★★★★
Roger johansen/World of emily
Marit sandvik(vo)
Atle nymo(ts)
Jon eberson(gt)
Helge lien(p)
Sondre meisfjord(b)
Roger johansen(dr)
ジャケのかわいさに惹かれ手に取ってみると
おお Paul motianがいるではないか
でも、あの方の断続的にハイハットをならす
演奏好きじゃないんだよね
しかし ジャケのかわいさとそのたたずまいに買う事を決心しまして
最近の愛聴盤になっているのですが
いいねぇ これ
ムード溢れる男性ヴォーカルはMark murphy
4曲しか参加していないがこのヴォーカルが
アルバムを格調高い物にしている
バラッドの楽曲が多く
大変ムーディーなので夜聴きたいアルバムかなぁ
しばらく聴いてると おや?
この曲はPaul Mc cartneyのJankではないか!
Paulのソロアルバム『Paul Mc cartney』からの楽曲で
この曲をチョイスする所なんか大変センスに溢れてるね
他にもPaul simonのSomething so rightや
Neil youngのLike a hurricane
GershwinのI Loves you porgy
princeのCondition of the heart等
バラエティにとんだ選曲で飽きがこない
フランス人ピアニストのGuillaume de chassyと言う人
僕は初めて聴くけど 小粋でメンバーに寄り添いながら
演奏するタイプで
こういった、相手を尊重しながら演奏する人が好きだ
それでいて、いい所で持ち味をだしてくる
みたいな
気に入った!
それにしてもベースもいい音してるなぁ
このアルバムではあんまりソロパートもないんだけど
是非聴いてみたいね
そうおもわせるほどの魅力は十分に持っている
ここでのPaul motianはブラシによる演奏で
随所で響かせるシンバルの音が大変美しく
Bill evansとの演奏を思い出させる
やっぱりこの人はバラッドだなぁ
自分の感性で買ったアルバムが当たりだと
なんだかすっごい愛着湧いてくるんだよなぁ
★★★★
Guillaume de chassy&Daniel yvinec/Songs from the century
Guillaume de chassy(p)
Daniel yvinec(b)
Paul motian(dr)
Mark murphy(vo.track 2. 4. 10. 13)
ふう
あれから今日で2日すぎて
ようやく記憶の定着も終わり
自然に感想を述べれそうです。
思い返すとあの日は特別な夜だったようにおもう
前の記事では少し不満げな印象を与えたようにおもうが
どうも考えてみると
ライヴを見終わった後って言うのは
いやぁ〜よかったぁ みたいな
爽快でいいものをみた ってな感じで
高揚した気分になるようにおもう
しかしながら、あのライヴに関しては
なにか、こう 言葉にできない様な考えさせられる部分があって
一言に最高だった等と言う言葉では説明がつかない不思議な感覚である。
夢の中にいるような どこか不確定な印象で
ノスタルジックな雰囲気の中
その空間だけが時間を超越しているような
気付けばあっという間の2時間過ぎであった。
やはりMehldauタダモノではない。
Set list
1. Dream sketch
2. Twiggy
3. Aquaman
4. Wyatt`s eulogy for george hanson
5. My ship
6. Holland
Encore
1. Airegin
2. Knives out
3. Still crazy after all these years
4. No moon at all
あれから今日で2日すぎて
ようやく記憶の定着も終わり
自然に感想を述べれそうです。
思い返すとあの日は特別な夜だったようにおもう
前の記事では少し不満げな印象を与えたようにおもうが
どうも考えてみると
ライヴを見終わった後って言うのは
いやぁ〜よかったぁ みたいな
爽快でいいものをみた ってな感じで
高揚した気分になるようにおもう
しかしながら、あのライヴに関しては
なにか、こう 言葉にできない様な考えさせられる部分があって
一言に最高だった等と言う言葉では説明がつかない不思議な感覚である。
夢の中にいるような どこか不確定な印象で
ノスタルジックな雰囲気の中
その空間だけが時間を超越しているような
気付けばあっという間の2時間過ぎであった。
やはりMehldauタダモノではない。
Set list
1. Dream sketch
2. Twiggy
3. Aquaman
4. Wyatt`s eulogy for george hanson
5. My ship
6. Holland
Encore
1. Airegin
2. Knives out
3. Still crazy after all these years
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