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ひなまつり。
いーや違うんです!   いや、違くないんだけど
そう 
今日は六本木サントリーホールで
Brad mehldauのライヴだったんです!
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東京に雪が舞っていて
なんだか新鮮な気持ちで到着。

IMG_0132.jpg
おお! 本当にやってる

なんだか緊張してきた。

まだ少し夢見心地で冷静な解釈ができない気もするが
あえてこのままの気持ちで書こうかとおもう。

全体的におとなしめの印象で
いつもの技もあまりみられなかった
というのもMehldau自体
技というより演奏の中に完璧に一体化していて
左手でメロディを弾く事をすでに意識していない印象であった
それゆえに少しシンプルになった印象も残る
僕の中でのMehldauのスタイルは
混沌とした現代社会と交わる自己の存在と記憶が
走馬灯のように押し寄せてくるような印象なのだが
今日のライヴではそのような強烈な刺激は感じられず
少し勢いにかけた部分もあった
しかしながらバラッドにおいては絶品で
僕は聴いている時うっかり涙を流しそうになったのも事実だ
Larry grenadierに関しては文句のつけようがない程素晴らしい演奏だった
ソロパートでの彼は
イマジネーション溢れるフレーズを次から次に紡ぎだしていて
音色もすばらしくスイング感に溢れていた
特に、低音がすばらしく、芯のある自然な響きで印象深かった
続いてJeff ballardだが 
全体的に手数が多くあまり隙間を作らない演奏で
難解に聴かせる部分が多く
ソロパートでの演奏は少し押さえ気味に叩いていて
主張するべき箇所が大変高度なため
そのテクニックには驚かされたが
欲を言えばもう少しエモーションを感じたかった。
しかし シンバルの使い方には目を見張るものがあった
音がシャープでキレがあり4ビートを刻んでる時なんかは最高。

まだ僕の中で整理がついていなくて自分なりの解釈も
冷静に判断できていないので曲目と共に追記したいとおもいます。

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img051.jpg
僕の買っているCDは大体インターネットを駆使して
情報を集めて買った物が多いんだけど
僕が一番好きな『雨の日にはジャズを聴きながら』
というブログが
『思うところあって、突然ですが終了します。今まで長い間ありがとうございました。』
という言葉だけを残して突然閉鎖してしまった。
あのブログは僕が現代のjazzを聴き始めるきっかけになったブログで
ふつうじゃ出会う事のないすばらしいアルバムに出会わせてもらい
僕の音楽感が変わってしまうくらい衝撃的な物をいくつも紹介していた。
あまりにも音楽感が似てるもんだから
とても他人にはおもえなくて
突然すぎてショックだった。

ずーっとコンタクトをとろうとおもってたんだけど
シャイなもんでなかなかできずにいて
明日おこなわれる六本木サントリーホールでの
Brad mehldauのライヴをきっかけに
コメントしようかとおもってた矢先の事だったので
なんだか もうコンタクトがとれないのかとおもうと
非常に残念だ。

そこで今日紹介するアルバムは
『雨の日にはジャズを聴きながら』で紹介されていた中でも
もっとも印象に残ってるOAM TrioのFlowというアルバムです
このアルバムを聴いてからというもの
現代Jazzにどっぷりの日々が始まりました。
このトリオは
アメリカ人のAaron goldberg(p)
イスラエル人のOmer avital(b)
イタリア人のMarc miralta(dr)
からなる多国籍トリオで
あまりにも高水準な三者対等のインタープレイには
ただただ感服させられる
アルバム全体の曲構成もそれぞれのオリジナルと
スタンダードがバランスよく配置されていて
どれも聞き逃す事ができないすばらしい演奏だ
特に1曲目、John coltrane作のEquinoxのアレンジは
大変クールな演奏でものすごく興奮する
Aaron goldbergの演奏はBrad mehldawの影響を感じるが
mehldawよりもリリカルで粒の細かいきらびやかな演奏で
ときおりHrebie hancockのスタイルも感じさせる
僕がもっとも好きなピアニストの一人だ

僕はこれより好きな現代のJazzをまだ知らない
大推薦版。
★★★★★
OAM Trio/Flow

Aaron goldberg(p)
Omer avital(b)
Marc miralta(dr.cajon and tablas)

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給料でたんで
さっき大量にCD買ってきたんだけど
一番最初にトレーに載せたのが
今日紹介するEva cassidyのLive at blues alley
一言で言うと これ 超名盤。

Eva cassidyの事を知らない人もいるであろうから
グーグル先生の力を借りて紹介したいとおもいます
(僕も今日初めて買って度肝をぬかれている)
Eva cassidy (イヴァ・キャシディー)
1963年2月2日アメリカ、ワシントンD・C生まれ
33歳という若さで惜しくも皮膚癌のため亡くなっている
生前に発表されたCDはわずかに2枚で
皮肉な事に死んだ後に有名になったタイプ
なんでだよ くそっ

アルバムはタイトルにもある通りライヴアルバムで
ジャズやポップス等のスタンダードが多く
明日に架ける橋や
Autumn leaves
StingのFields of gold等なのだが
これがもう完全に自分のものにしていて
その 才能には大きく驚かされた

彼女の歌声は本当にすばらしいの一言につきる
彼女が歌い始めた瞬間に体中に衝撃が走った
もうレベルがちがう
歌う事になんの迷いも感じられない
彼女が声を発するだけで人生の楽しみや苦悩が感じられる
僕の心はすごく揺さぶられるのだ

こんなにも才能豊かなのに
彼女が多くの人に知られずに死んでいった事が大変くやしいです
一人でも多くの人に聴いてほしい
★★★★☆

Eva cassidy/Live at blues alley

Eva cassidy(vo.acoustic&electric gr)
Chris biondo(b)
Keith grimes(electric gr)
Raice Mcleod(dr)
Hilton felton(hammond organ.tr,13)

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今日 仕事だった
忙しくて眠くて脳内爆発を起こしていた
でも 
嬉しい出来事がありました
アルバイトの子の友達にEvansのCDもらっちった
以前コメントを頂いて
おすすめされたCDがあったんだけど
どうもHMVにないもんだから
どうしようかとおもってたところに
そんなサプライズがあって うれしゅうございました
んで さっそく聞いているんですが

いやぁ これはすばらしい
Evansのピアノってどうしてこんなに
胸に響くのか
彼のピアノは僕の失われた純粋な心に
グッっとアプローチしてきて
なんだか胸がキュンとする

んで、このCDはMarian Mcpartlandという女性ピアニストによる
ラジオ番組らしく会話なんかも入ってて
Evans本人もリラックスした感じで
大変聴きやすい
曲によってはデュオだったりするんだけど
それもまた よし
この場を借りてお礼を言わせていただきます
どうもありがとう。

Bill evansMarian Mcpartland/Marian Mcpartland`s Piano jazz

Bill evans(p)
Marian Mcpartland(p)

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今日は休み。天気もよくて  
しばらく億劫になってたサイクリングをしてきた
調布飛行場にいって
コンビニで買ったお弁当を食べるのがおきまり
小学生が半袖で歩いてた

そして
今日は1ヶ月ぶりのスタジオ
しばらく大音量で演奏してなかったので
飛ばしすぎないように気をつけなきゃ

今聴いてるCDを紹介
Tony williamsのSpringと言うアルバム
このアルバムは全曲Tony williamsのオリジナルなのだが
どれも奇妙奇天烈な楽曲ばかり
とてもお店じゃかけれないシロモノで
インサイドとアウトサイドを自由に行ったり来たり
する演奏は人によっては嫌悪感すら感じるのではないだろうか
しかしながら
1曲だけとっても美しい曲がある
4曲目のLove songである
Helge lienのTo the little radioでの演奏が記憶に残ってるが
こちらのほうも大変お気に入りだ
メインテーマの旋律は
切なく
そして愛を追い求めている様な
そんな心情をうまくメロディに変えていて
すばらしいの一言につきる
僕にもこんなラヴソングが書けたらなぁ
★★★☆
Tony williams/Spring

Tony williams(dr) (all tunes)
Wayne shorter(ts) (1,3,5)
Sam rivers(ts) (1,3,4,5)
Herbie hancock(p) (3,4,5)
Gary peacock(b) (1,3,4,5)

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ここしばらく マイルス漬けの日々だ
CDレビューしたいんだけど マイルスしか聴いてない

彼の様な偉大すぎる人物について語るのは恐れ多いけど

じゃあ ちょっとばかしMilesについて喋ってみよう  

僕がMilesに出会ったのは 
Jazz至上屈指の大名盤『Kind of blue』だったんだけど
正直、 初めて聴いた時は
ふつうのJazzじゃんって思った   ひぃぃぃ ごめんなさい!

当時の僕はまだCanterbury music を聴いていた頃で
モードについてもまだ全然無知。
てか、Jazz自体についても無知であった

しばらく経って ColtraneやEvans
数々のジャズジャイアントのアルバムを聴いてきたんだけど
Milesだけはその時も まだわからなかった

Clifford brownのミストーンなど聴いた事がない 
しかしながらMilesにはミストーンが聞こえる時がある
じゃあ 彼の偉大さはいったいどこからくるのか?
作曲やアイデア?  いや 違うな
それだけでは帝王と呼ばれるはずがない

彼の演奏をもう少し深く理解しなくては

タモリがMilesと対談をした時→www.youtube.com/watch
タモリがMilesにたいし 
あなたさまはシンプルで心に残る演奏をされてらっしゃいますね
と 言った
僕もまったく同感だった

しかしMilesは色んな音をつかっている
と言った

それはジョークだ と言っていたが
それがヒントになった
彼の演奏は1つの音を大事にしていて
理論的にみるとたしかに少ない音数なのだけど
同じ音程のなかに色んな表情が感じられて
細い音や太い音
尖った音や丸い音
悲しい音や楽しい音
音自体の表情や平均率外の微妙なズレが
間違いなく他のトランぺッターよりも多く感じる
そういう意味を持って言ったのでは?

なんて深読みをしてしまってるが
僕は誤った音楽感になりかけてたから
Milesの音から こんな想像までもらって
少しだけ音楽の核心に近づけたかもしれない
感謝です Miles
img044.jpg













写真は
Three wishes
Pannonica de koenigswarterから

いったい何をしているんだろう  ?
ひょうきんなMilesで
親しみやすく いい写真だなぁ

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img042.jpg
なんか 手違いでHMVから3枚CDが届いたんだけど
2枚はダブりで
その中の1枚にとんでもない名盤がふくまれてた
今日紹介するJan lundgren Georg riedelのLockropと言うアルバム
これはJan lundgren(p)とGeorg riedel(b)のデュオアルバムなんだけど
どの曲をとっても捨て曲なしで
何回も繰り返し聴いてしまうほどにアルバムの完成度が高く
全体的にメランコリックでファンタジックな印象をうける
子供の頃に聴いた事があるような
そんな、なつかしさも感じられる
なんだか、絵本の中にいるみたいだ

Jan lundgrenのピアノの音はどこまでも澄んでいて
テクニックを脇において 
自分のアイデンティティに身をまかせ
すばらしく美しい旋律がどんどん溢れてきている。 

一方のGeorg riedelもかぎりなく生音に近く
芯のある音で、重低音もよく利いていて
ドラムがいない事なんて感じさせない演奏だ
おそらく弦高をずいぶん高くしてるんじゃないかな  ?

2人のオリジナルで構想された 全15曲
全曲2分〜4分の演奏で、5分を超える曲は一曲のみで
その短さも 気軽に聴ける要素のひとつ

すごーくあたたかくてなつかしさを覚える
アルバムです。
ジャケもいい   満点!
★★★★★

Jan lundgren Georg riedel/Lockrop

Jan lundgren(p)
Georg riedel(b)

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img034.jpg
なぁ〜んかVibraphone物を紹介しようと思って考えてたんだけど
まっさきに思い浮かんだのが
今日紹介するWalt dickersonのTo my queenというアルバムです。
Dickersonの最高傑作と言われるアルバムで
ジャケットは彼の奥さんらしく 
どうやらこのアルバムは彼女に捧げられた物みたい
To my queenってのは奥さんの事だろう
さぞかし奥さんは感激だったであろう
はたまた驚いたかもしれないね
なぜかって言うと 
アルバムタイトルのTo my queenなんかは決して明るい曲じゃないしね
いったいどういう想いがあってできた曲なのかはわからないが
このアルバムは相当いいね
まず タイトル曲のTo my queenは一曲17分もあるんだけど
Coltraneのように延々とインプロヴィゼーションを繰り広げるのではなく
最初はDickersonとGeorge tuckerとのデュオから始まり
そしてぜんいんが静かに演奏をはじめ
Andrew cyrilleのティンパニー?でDickersonのソロに入る所は何回聴いても鳥肌がたつ
DickersonのVibは金属の冷たい感触が伝わってくるような
弾きすぎずに空間を意識した演奏で
Vibraphone特有の音色を存分に堪能できる
ピアノのAndrew hillもここでの演奏は少しばかりフリーフォームであるものの
リリカルな一面も感じられる大変美しい演奏だ

発表されたのが62年なんだけど
個々のインプロヴィゼーションに重点を置いた演奏とは違い
アンサンブルやメンバー達の対話に重点を置いた演奏は
当時にしては相当に斬新なアルバムだったのではなかろうか
このアルバムでしか聴けない貴重な体験がここにはある。
★★★★★
Walt dickerson/To my queen

Walt dickerson(vib)
Andrew hill(p)
George tucker(b)
Andrew cyrille(dr)

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