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実は先日アップライトピアノを知り合いから譲り受けまして
ただいまジャズ理論を猛勉強中なんです。

まぁ細かくいえば色々あるんですが
最近の僕の生活は仕事と音楽のみというシンプルな生活を送ってまして
暇な時間をほとんど音楽に費やしてるので
なかなかブログを更新する時間がなくてですね
紹介したいアルバムもつもりにつもっているという状況です。

とかいいながら今回アルバムは紹介しないし
少し理論の話でもしてみましょう。(おそるおそる)
やや専門的な話なので意味わかんないかもしれないんで、あしからず

ジャズ理論を勉強してると少しずつ
ジャズの聴き方が変わってきた様に思います
なにが変わったかっていうと
ジャズプレイヤーがいったい何をやっているのかを
注意深く聴くようになりました。
たとえばBill evansのアルバムを聴いてて
おっ ここはアッパーストラクチャーだな、とか
ブロックコードだな、とか(実際よくわかってないけど)
そんなふうに聴いているとBill evansの新たな側面が見えてくるんですよ
たとえば
マイナー7thにテンションノートである9thなんかを上部に加えると
なんか、響きがジャズっぽくなるっていうのはよくある話なんですが
ほとんどの場合コードを形成するにあたって重要な音ってのは
3thと7thと言われていて、この2つの音を基準に考えて
音を加えていったりするんですが
まぁ普通に考えたら3ー5ー7ー9とかになってきますよね
Dマイナー7thで考えると長3度上のファになるんで
Fメジャー7のルートポジションになるんですが
これは実際にはルートなしのDマイナーになるんです。
これはこれで美しく個人的に好きなヴォイシングなんですが
Evansの場合はまず、9を下部に持ってきて続いて3ー5ー7
9ー3ー5ー7といった具合にコードを転回する
すると、9ー3でもっとも不協和音とされる短2度が生まれる訳です。
この短2度というインターバルが
ハーモニーに奥行きを与えてる様な気がします。
よく聴くとEvansのヴォイシングはキレイでありながらやや不協な響きです。
いや、不協であるからキレイなのかもしれません。
多くのものに当てはまる事柄の様におもいます。

たとえば
あまりにまとまった音やキチンとならべられた物というのは
美しいのですが奥行きや深みが感じられない気がします
皮の財布なんかもピカピカの新品より少し使い古した物の方が味があったり
きちんと整理整頓された部屋よりも少しちらっかった生活感のある部屋の方が
有機的な様な気がします。
もちろん個人個人の好みもありますから
ちょっとでも散らかっていると不快に思う人もいるでしょう
しかし、僕は少なくともキレイすぎる部屋よりもやや散らかった部屋の方が
なんだか好きです。

なにが言いたいのかと言うと
ようするに人の心は美しくもあり同時に濁っているのです
優れた芸術家はそんな濁りまでも作品に投影しているからこそ
美しく感じられるのかもしれません。

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