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今年も後少しで一ヶ月がたとうとしておりますが
長い正月休みの骨抜きな感じから
多忙ないつもの生活に体が馴染んできた様です

しばらくは、去年に発売されたアルバムの事を考えていました
いちばん印象にのこったのはなんだったか
いちばん愛聴したのはなんだっただろうか
そんな、訳で2oo9年に印象に残ったアルバムをいくつか
並べていこうとおもいます

img060.jpgEnrico pieranunzi/Dream dance
まっさきに思い浮かぶのがコレと言うのもなんですが繊細でありながら凶暴,それでいて綿密に設計されたローマ時代の建造物のような品格をも漂わせる本盤は数あるアルバムの中でも群を抜いて深く記憶に残っています。過去記事はこちら ★★★★★






img099.jpg『Gretchen pariato/In a dream
Gretchen pariato名義では2作目にあたる本盤はゲストに
Aaron parks(p.rhodes)
Lionel loueke(g.vo)
Derrick hodge(ab,eb)
Kendrick scott(dr.per)
個人的に魅力的でこの界隈の繋がりが
なぁんとなく見えてくる顔ぶれ
アルバムタイトルはRoert glasper作のIn a dream民族音楽的でありながら都会的に健やかな洗練されたボサノバアルバム。★★★★

img101.jpg大西順子/楽興の時
実に11年振りとなる大西順子の新作。僕の様な日の浅いジャズリスナーかぶれは、恥ずかしながら大西順子を聴くのが初めてで、ダイナミック且つ一筋縄にはいかない難解性と凶暴性に脱帽させられた訳ですが、ジャズの核心が感情表現とするならば上原ひろみや山中千尋と比べると大西順子の演奏は激情とまでは言わないにせよ情緒的でずっとジャズ的な物に感じるのです。★★★★☆


img089.jpgMichael salling trio/Nice vibrations
『Nice vibrations』というタイトルがこのアルバムを紹介するのに一番最適な表現の様な気がします。まったくの無名の新人で、僕はタイトルに惹かれ購入にいたったワケですが、大体無名の新人で個人的な情報もないとなると『フンッ なるほど こんな感じね』等と鼻で笑いながら何様かと思う様な態度で接する訳ですが、このアルバムはそんな生意気に鼻で笑って聴き飛ばせる様な内容ではなく、しっかりと地に足のついた深い説得力が感じられ、それはまるで静かに燃える炎の様です。大変印象深くなんども繰り返し聞いたアルバムです。過去記事はこちら  ★★★★☆

img098.jpgAllen toussaint/The Bright Mississippi
Allen toussaintと言えば自らもピアニスト兼ヴォーカルでありながら数々の名曲を世に送り出した名コンポーサー兼プロデューサーという幅広い才能でアメリカのミュージックシーンを支えてきたニューオリンズファーザーといった印象ですが、1曲だけBrad mehldauが参加しているのと、このナイスなジャケに惹かれ購入にいたったワケですが、現代的で解像度の高いHI-FIな録音でありつつも演奏はオールドジャズとでも言いましょうかどこか古い様で新しい、都会的な様で土臭い内容となっており、ジャケもそうですがJim Jarmuschの映画によく似合いそうな内容です。★★★★☆

img091.jpgRobert grasper/Double booked
結局最後はRobert grasperです。このアルバムもいまだに聴きじゃくっていますがコットンクラブでのライヴもあまりにも鮮烈すぎて、はっきり言うと2oo9年は彼等の年でした。彼等の音楽は明らかに次の世代の音楽の様に感じます。クラブミュージックやヒップホップ、レゲエ等にかかせないものはグルーヴ感だとすると、ジャズにかかせないものと言えば僕はスウィング感だとおもいます。ふたつとも抽象的な表現ですが、たしかに感じられるものの様に思います。僕がRobert grasperに感じたものと言うのはまさにその2つで、グルーヴとスウィングです。片方だけならありとあらゆる音源に残されていますが、今までこの2つを同時に感じた事はありませんでした。この絶妙なバランスがたまらないのです。彼等の作り出す音楽はグルーヴとスウィングの向こう側の様に感じます、新しい時代の幕開けを感じさせてくれるアルバムでした。過去記事はこちらこちら ★★★★★

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