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先ほどBranford marsalisの新譜を購入して さっそく聴いているんだが
これがまたなかなかの快作になっていて
そのパワー溢れる変幻自在な演奏についていくのがやっとの程
各人の演奏力の高さに驚いている。
買う前は『Metamorphosen』というタイトルと
あまりにもシンプルで購入意欲を掻き立てないジャケットに
躊躇していたのだが いらない心配でありました

Branford marsalisはご存知Marsalis兄弟の長男として
これまでにコンスタントに相当数のアルバムを世に送り出していて
旋律こそColtraneを感じさせる物だが
音色は抜けのいい澄んだ音で個人的には少しクールな印象を受ける
裏ジャケのポートレイトも優しそうで
あまり感情任せに吹くタイプではないのであろう

特質すべきはドラムの Jeff wattsで彼のドラミングはダイナミックかつ凶暴。
暴れ馬の如くドカドカと走り回るドラミングは痛快である事間違いなし!
Jeff wattsの新作Jeff “tain” wattsと本作が隣合わせで置いてあったのだが
コードレスの編成は普段からあまり手がのびないので
迷ったあげくに本作を購入。
こんなドラミング聴かされたらJeff “tain” wattsも購入だな こりゃ

さてさて肝心の内容だが1曲目は、
ややコンテンポラリーなテーマにJeff wattsの暴れっぷりが印象的で
そのまま速めの4ビートで疾走感溢れる演奏に
あ〜 こりゃスゲーと思っているうちに
2曲目の牧歌的な哀愁色のつよい物悲しいバラッドになる訳なんだけど
アルバム構成的にこれは ちと容易な作りだとおもってしまった
メリハリはあるのだが 
聴いている方の気分として落差が大きすぎてテンションが追いつかない

4曲目はソプラノに持ち替え、これまたコンテンポラリーで
不安定なトーナリティの中でのWattsとMarsalisのやりとりが
おもしろい。

アルバム中唯一のカヴァー、Monk作のRhythm−a-ningが5曲目
曲の終盤でのリズムの変化がすごすぎる

Eric revisのややフリーなベースソロの8曲目

そして最後の曲になる9曲目のSamoという曲
少しエキゾチックな雰囲気ただよう中
Marsalisの演奏が臨界点ギリギリまで繰り広げられる
アルバムの最後に相応しい演奏だ

聴き終えた後の印象としてはかなりの満足感が得られ
とにかくJeff wattsのドラムには驚かされたが
コンテンポラリー色の強い作品で、やや難解
かなり熱い演奏もあるけども、いらない曲もあり。
評価としては★★★★くらいかな....

Branford marsalis/Metamorphosen (2009)

Branford marsalis(ss.as.ts)
Joey calderazzo(p)
Eric revis(b)
Jeff “tain” watts(dr)

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