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最近、私的に流行なヴォーカル物。今日紹介するのもその類のもので
Kelly dicksonのDoodlinというアルバム
このアルバムがどうやら彼女にとってセカンドアルバムになるようだが
ファーストのVocal pointのほうが認知度はたかいようだ 僕は未聴。
購入にいたった理由はGeorge garzoneが参加している所だ
彼のサックスはJohn coltraneとStan getzを下敷きにしているように感じる
音色こそGetzの様に澄んだ音色なのだが
Coltraneの様な幾何学的な音の運びが随所に感じられる

僕の中でColtraneとGetzは対極に位置するものだと思っている
基本を忠実に守り これこそまさにサックスの見本と言うほどに
すばらしく美しい伸びのある音のGetzに対し
Coltraneの音色は個性的で重く 説得力があり
時には苦しい程の嘆きが感じられ 
演奏するというのはこういう事なのだと考えさせられる
どちらも怠っては行けない重要な事だとおもう

George garzoneの演奏はColtrane程、エモーション全開な演奏ではないが
どちらもうまく昇華していて自分の物にしているところが、さすが!と思わせる
数居る僕が好きなサックス奏者の一人だ。

少し話がそれてしまったが本題に戻ろう
本作のメインであるのはもちろんKelly dicksonのヴォーカルであるのだが
甘すぎず、鼻にかかった様な声は 丸みに帯びていて
聴きやすくヴォーカル物の好きな方なら違和感なく聴ける声質であろう
発音も英国的で僕的にはBeatlesでの馴染みが深いので
耳あたりがよく、安心して聴けると言うもの
あえて酷評を言うなら、彼女のアルバムなのに少し存在感に欠ける気がする

Werner kristiansenというギターの人、僕は初めて耳にしたが
特に特質した個性はないもののソロパートでは光った部分も感じられ悪くない
ピアノレスなのでWerner kristiansenによるバッキングが多いのだが
バッキングがなかなかに素晴らしくKelly dicksonとの相性も非常にいい
コードを奏でる楽器がギターだけなので そこが好みの別れる所かな?
まぁ、★★★

Kelly dickson/Doodlin (2008) 

Kelly dickson(vo)
George garzone(ts.ss)
Werner kristiansen(g)
Jeff pedraz(b)
Pete zimmer(dr)

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