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前回に引き続き今回もイスラエリー系ミュージシャンなワケですが
なにも、僕はイスラエリー大好きってワケじゃなくて
おもしろそうなアルバムには、なにかとイスラエリー絡んでるんですよね
待ちに待った期待作である本盤はなにが期待ってメンツのスゴさなんですが
まず、リーダーのEli degibriです。
前作『Live at louis 649』でのメランコリック且つ哀愁ブロウな演奏は
なかなかに刺激的でテナーサックスとオルガンとドラムというトリオ編成も
あまり聴く事の少ないフォーマットなので新鮮味が感じられ
それなりに楽しめた良作であったわけですが
今作はというと、哀愁感漂うフレーズは健在でさすがに巧いなぁ
という場面もあり、感心する事もしばしばあるのですが
前作程熱く感情的にブロウするという場面はあまり目立たず
なにやら上手く仕事をこなしているのではないか、という印象まで感じてしまいました。

続いてピアノのBrad mehidauですが。
彼に関してはここでも変わらずいつものMehldauですね
彼の最新作『Highway RIder』では
コンポージングやプロデュースの方面で才能を発揮していたので
ジャズピアニストとしての彼の演奏を感じたいとおもっていたので
自然と期待が高まってしまうのはしかたのない事ですね
それと、サイドマンとして参加しているMehldauは自身のトリオの時よりも
演奏がシンプルに感じられる事が多いですね
シンプルでありながらMehldauの持ち味である左手のメロディも随所で聴かれ
いい感じにカオスです。

続いてベースのRon carterですが
ここではベース本来の役割であるリズムに重点を置いていて
彼の個性が抑えられた演奏の様に感じます
彼はMilesのFore&moreでのポリリズムでありながら
図太い音色の演奏が大好きなので、ややガックシ。
せっかくMehldauがいるのだから
もう少し飛ばしちゃってもいいんじゃないのだろうか
もちろん、ここでの演奏も超一流であることはかわりないんだけど...

続いてドラムのAl fosterですが
あんまり目立つ場面はないものの
彼の場合リズム刻んでるだけで気持ちがいいので
これで充分なのですが
やはり、この4人の割には科学変異的な相乗効果が感じられず
無難な演奏に陥っている感じが否めないです
期待しすぎた自分が悪いのかもしれないが
このメンツ見たら期待するっしょ!

★★★☆

Eri degibri/Israeli song

Eri degibri(ts.ss)
Brad mehidau(p)
Ron carter(b)
Al foster(dr)

Anzic records (2o1o)

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